経験者に聞いてみた|実家の片付けトラブル
ここで当サイトのアンケートで興味深い体験談をまとめてみました。
親を説得するのが大変だった
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#060200″ bordercolor=”#f75a0e” bgcolor=”#fee9df” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”1em auto”]
母が介護施設へ入るので、片付けをしました。
母が思い入れがあり捨てられないが物が多く、話し合いを何度も行い説得が大変でした。
洋服類やアクセサリーが多かったですね。
全部捨てたかったのですが、母が捨てたくないというものが多く苦労しました。
結局段ボール1箱分のみを残して捨てることに。
家の物の半分以上は売れず、業者を利用して廃棄しました。
[/st-mybox]
生前に実家の片付けをするときにハードルとなるのが、親の反対です。
長年暮らしてきて思い入れのある家ですから、不用品でもなかなか捨てられずにいるというケースが多いのですね。
こういったケースでは、丁寧に親を説得するのが肝心です。
面倒くさいからと勝手に処分してしまうと、親子関係にヒビが入ってしまうかもしれません。
法律上も親の所有物を勝手に処分するのは許されません。
家族であっても、所有権は個々人に帰属しますので、配偶者の私物を捨てた場合は、一応は、刑法261条の「器物損壊罪」にあたります。
[st-mybox title=”刑法261条” fontawesome=”” color=”#011119″ bordercolor=”” bgcolor=”#dff4fe” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”1em auto”]
前3条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する。
[/st-mybox]
ポイントとしては、
親が終活する気になるのを待つ
思い出を話し合いながら、処分するものをリストアップ
急かさない
の3つでしょう。
手間や時間はかかりますが、急がば回れの精神が大切ですね。
遠くの実家の片付け|時間がない!
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#060200″ bordercolor=”#f75a0e” bgcolor=”#fee9df” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”1em auto”]
母が施設に入ることになり、急きょ実家を片付けました。
まず実家が遠く、電車と飛行機を乗り継ぐ移動が大変でした。
そして1週間に2日しか滞在できなかったので、片付け終わるのに2か月ほど掛かりました。
すでに亡くなっている父の分を含めると、二人分の物を片付けなければいけません。
売れる物、貴金属、高価なものの区別をするのがとても大変でした。
中には段ボールの底の方に高価な物が混じっていることもあったので要らないものも隅まで見なければいけませんでした。
後から全てを業者に頼むのが良かったと後悔しています。
[/st-mybox]
実家から離れて住んでいると、いざ片付けをしようと思っても大変です。
移動する費用もかかりますし、時間を確保するのも大変です。
こういった場合は、
- 生前から時間をかけて準備する
- いったんトランクルームに荷物を預けておく
- 専門の遺品整理業者に依頼する
お金がかからないのは1.ですが、ゆっくり準備する時間がないケースもありますよね。
そんなときは多少の出費を覚悟した上で、2.または3.を選ぶのが良いでしょう。
ここってゴミ屋敷?物が多すぎて全然片付かない!
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#060200″ bordercolor=”#f75a0e” bgcolor=”#fee9df” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”1em auto”]
亡くなった母は3DKの団地で一人暮らしでしたが、とにかく物が多かった❗
父が亡くなって15年ほど経っていましたが、父の物も何も処分していないのです。
父の物で一部屋が埋まっているような状態。
はじめは自分達だけで片付けをして1カ月後くらいには部屋を解約したいと考えていましたが、こちらも仕事を抱えている身で思うように片付けは進まず……
結果、1カ月半を過ぎたところで遺品整理の会社に見てもらい見積もりを取りました。
作業日数は2日間で4t車3台ほどの予定で納得のいく金額。
結局はプロの方にお任せして、やっと部屋を解約することができました。
[/st-mybox]
最初の例でも説明しましたが、親はなかなか物を捨てられないものです。
また高齢のひとり暮らしだとこまめに片付ける体力がなく、自然に物が溜まってしまうという側面もありますね。
長年の生活で溜まった不用品は、想像以上の分量がありますね。
このようなケースでも、賃貸物件だと解約するまで家賃を支払い続けなければいけません。
遺品整理業者に依頼した方が、結果的に安くなったということもあるのですよ。
遺品整理|親が亡くなったあとの片付け
遺品整理がどのくらい大変なものか、実際に体験してみないと分からないこともあります。
まずは1人で義実家の遺品整理・不動産売却などをした女性の体験談を読んでみてください。
[st-card id=1079]
親が亡くなったあとの遺品整理で大変な点としては、
- 不用品が大量に残っている
- どこに何があるか分からない
を挙げる人が目立ちました。
大量の不用品をどうやって処分する?
親が残した物は、思い出や価値のあるものとは限りません。
- 食器
- 本
- ビデオテープ・DVD
- タオル・衣類
- 古くなった家具
といった不用品のほうが多いですね。
このような多量の不用品をどうしたら良いでしょう?
私の意見としては回収業者に依頼するほうが良いと思います。
その理由を解説していますね。
不用品の処分は想像以上に大変!
片付けを始める前には「大したことがない」と思っていても、いざ始めてみると想像以上に大変なことがわかります。
実際にアンケートの声を見てみましょう。
[st-kaiwa1]
実家まで2時間かかり、子どもも小さかったのでなかなか片付けが進みませんでした。
月に2〜3回のペースで兄弟とも、日程を合わせて作業。
行くたびに、仕分けをしておき、ある程度まとまってから処分〔軽トラを借りてクリーンセンターまで運ぶ〕したり、リサイクルショップに持って行ったりしました。
[/st-kaiwa1]
このように、
- 実家が遠い
- 自分の家庭もある
- 仕事が忙しい
といった中で時間をやりくりして、実家に通うのは大変です。
このアンケートに答えてくれた人は、片付けが終わるまで半年かかったとのこと。
業者に任せれば数日で終わるものでも、自分だけで片付けようとすると大幅に時間がかかってしまうのですね。
意外と費用は高くない
「業者に頼むと高いんでしょ?」と思われているかもしれませんが、意外とそうでもないですよ。
これは東京の回収業者の料金プランですが、大きなトラックでも85,000円〜とリーズナブルな設定になっています。
この値段で大型家電の処分からエアコンの取り外し等も対応してくれるので、ほぼお任せと言って良いでしょう。
複数の業者で見積もり比較してみよう
できるだけ安い業者を見つけるコツとしては、複数の業者から見積もりしてもらうこと。
複数の業者を比較することで値段の高い/安いだけでなく、サービス内容などの違いも分かりますね。
不用品回収業者を探すなら、【くらしのマーケット】という比較サイトがおすすめです。
地域ごとに多くの業者が登録していて、料金やサービスの比較がカンタン。
もしものときの安心保証もありますよ。
生前整理|できれば親が生きているうちに片付ける
実家の片付けは、親が亡くなった後とは限りません。
- 母親が施設に入所する
- 子が引き取って自宅介護する
このようなきっかけで親の生前に片付けをするケースも多いですね。
生前整理をする上でハードルとなるのが、
- 片付けるように親を説得する
- 兄弟姉妹と形見分けでモメる
という家族間での問題ですね。
それぞれの課題と解決策について見てみましょう。
片付けたくない親|どうやって説得する?
老親は住み慣れた環境が変化するのを嫌がります。
思い出が詰まった品々を処分するにも、非常に抵抗を感じるようですね。
この思いを放ったらかしで子ども達が実家の片付けを始めると、必ずトラブルに発展します。
実家に物が溢れていて散らかりすぎていて、帰るとイライラしてしまうのですが、勝手に片付けると母親が怒ります。 どうしたら納得してもらい片付けができるでしょうか。
口コミサイトを調べていても、こういった悩みを抱えている人が目に付きました。
親を説得するときのポイントは、ていねいに話を聞いて親の気持ちに寄り添うということに尽きます。
ていねいに話を聞くことは積極的傾聴(Active Listening)とよばれ、カウンセリングなどで活用されている方法。
話を「聴く」~積極的傾聴とは~ 傾聴とは|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
傾聴することで相手は心を開きやすくなり、コミュニケーションが円滑になるという効果が期待できるのですね。
積極的傾聴には、以下のポイントを意識しておきましょう。
- 非言語的コミュニケーション(視線の位置,座席の位置)に気をつける
- 「はい」「うん」「それで」などのあいづちをうつ
- いいかえ技法(話が一段落したときに,もう一度まとめてくり返す
- 背後に流れている感情の部分を受けとめて,返す
- 話の中の体験を受け止めて返す
例えば昔のアルバムや子供時代のオモチャなどを片付けながら、当時の思い出を話してもらうのも良いかもしれません。
時間はかかってしまうかもしれませんが、親としても納得がいく形で整理ができますよ。
まずは「思い出の品を片付けてみない?」といった気軽な声かけから始めてみましょう。
なにをどうやって分ける|兄弟姉妹との形見分け
兄弟姉妹がいると、「私は〇〇が欲しい!」といった形見分けでモメるケースも多いです。
アンケートの中でも、
[st-kaiwa1]
貴金属類(アクセサリーなど)の分配でもめてしまい、折衷案が出るまでに一週間以上を要した。
[/st-kaiwa1]
といった声が見られました。
このような形見分けをスムーズに進めるには、まず品物をリスト化することが大切です。
一見面倒くさそうなリスト化ですが、メリットが多いです。
まずリスト化することで、兄弟姉妹の間で情報が共有できるということ。
離れて住んでいると実家に全員が集まることが難しいケースがありますが、リスト化しておけば何がどれくらいあるか?というのが一目瞭然ですね。
エクセルなどでデータ化しておけば、メールで送るだけで済みます。
次に品物の価値が明らかになるというメリットもありますね。
リスト化したものを買取業者に渡しておけば、見積もりを出してもらうことができます。
実際の買取額がわかるわけですから、きょうだい間で公平に分配しやすくなりますよね。
ちなみに買取業者であれば、全国無料で査定をしてくれる【バイセル】がおすすめです。
まずは自分で実家の物を写真に撮り、エクセルに入力するところから始めてみませんか?