空き家を手放すのはもったいないから、賃貸に回せませんか?
不動産の相続に関する相談では、この内容が多いですね。
このとき「賃貸物件にするためのリフォーム費用を見込んでいますか?」という質問をすることにしています。
空き家になっている物件を賃貸に転用するときには、ある程度のリフォームは欠かせません。
戸建て住宅とマンションのケース別に、解説していきましょう。
古い戸建て住宅は、水回りのリフォームをしよう
空き家が都市部にある戸建て住宅なら、賃貸できる可能性が高いです。
なぜなら最近の土地価格高騰で、子育て世代が都市部に一戸建て住宅を購入するのはハードルが高くなっています。
ですが子どもが出す騒音に気をつかうので、マンションから一戸建てへ引っ越したいというニーズは常にありますね。
そこで空き家をリフォームして、子育て世代用の賃貸物件として活用してみましょう。
ただし注意したいのが、リフォーム費用。
古い戸建て住宅の場合、古くなったところを全部直しているとキリがありません。
高額な費用をかけてリフォームしても、家賃収入で回収するまでに何年もかけていては仕方ないですよね。
そこでポイントを絞って直すという思考が求められます。
まず優先すべきは水回り。
- 浴室のシャワーやカラン
- 洗面台の鏡
- キッチンのカラン
- トイレのウォシュレット
このあたりをピンポイントで新品に取り替えておくだけで、印象はかなり違います。
その他に資金に余裕があれば、壁紙やふすまを交換するのも好印象になりますね。
借り手側からみても、一番重要なのは清潔感。
賃貸物件に高級感を求める人は、いません。
借り手のニーズにあった、適切なリフォームを心がけたいですね。
マンションの場合は管理規約の内容をチェック
空き家が分譲マンションの場合でも、立地によっては賃貸物件に転用できる可能性があります。
都心部の駅近マンションであれば、賃貸ニーズは高いと考えられます。
もともと分譲マンションとして設計されている住戸は、広さもゆったりとしていて人気がありますね。
水回りなどを簡単にリフォームするだけで、借り手が見つかることもあります。
ただ分譲マンションで注意したいのが、管理規約です。
管理規約はマンションの住民で構成される管理組合の憲法といわれるもの。
マンションによっては、賃貸物件に転用する際に管理組合の許可を得なければならない等の規定が定められているケースもあります。
またリフォームするときも、壁や柱などの構造部は共用部分に当たり、勝手に改変できないこともあります。
分譲マンションを賃貸に回す際には、事前に管理規約をチェックすることを忘れずに。
マンションを貸すか売るかの判断については、以下の記事で触れています。
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賃貸物件リフォームの注意点
一般的に賃貸物件のリフォームで注意すべき点を、まとめてみました。
お金をかけすぎない
前段でも触れましたが、賃貸物件のリフォームはお金をかけすぎないことが基本です。
分譲物件と異なり、賃貸物件では借り手も高いクオリティを求めているわけではありません。
- 住環境
- 清潔感
- 安全性
このような点をクリアしていれば、ニーズに応えていることになります。
なるべくムダなお金はかけないようにしましょう。
オーソドックスなものを選択する
賃貸物件に個性は必要ありません。
まれにデザイナーズマンションなど個性的な物件に熱烈なファンが住んでいることはありますが、普通はオーソドックスなものが好まれます。
- 壁紙は白やベージュのシンプルなもの
- 水回りは機能性に優れた標準的なもの
- 掃除のしやすいフローリング床
など汎用性の高いオーソドックスなものを選んでください。
業者に丸投げはNG
リフォーム業界は、手抜き工事などのトラブルが後を絶ちません。
国民生活センターによれば、訪問販売によるリフォーム工事の相談件数は、年間6千件以上あるそうです。
(参考:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法(各種相談の件数や傾向)_国民生活センター)
こういったトラブルの多くは、よく分からないまま業者に勧められた見積りにサインしたため、高額な費用を請求されたというもの。
悪質なリフォーム業者は必要ない余計な工事まで見積りに入れて、工事費を上乗せしようとするのですね。
このような業者につかまらないためには、施主側がキチンとリフォームの内容について理解する必要があります。
悪質なリフォーム業者に騙されないために
前述のとおり、悪質なリフォーム業者による詐欺的行為は後を絶ちません。
そんなトラブルを未然に防ぐために、インターネットの一括見積もりサービスを利用するという方法があります。
リフォーム工事費の相場が分かる
リフォーム工事にかかる費用は、工事箇所や住宅の種別・地域などによって異なります。
普通の人がリフォーム業者から見積りをとって、相場より高いか?安いか?ということを判断するのは難しいでしょう。
ただ複数の業者から相見積もりをとれば、おおよその相場がわかります。
極端に高い(または安い)業者は怪しい、という目安にもなりますね。
実績のあるリフォーム業者を紹介してくれる
一括見積もりサービスを運営する会社は、リフォーム業者ではなく中立的なIT系企業です。
その運営会社が、過去の実績や口コミ評価などから登録する業者を選別しているのですね。
したがって一般の方がむやみに探すよりも、質の高い業者に出会える可能性が高くなります。
無料で使える
サービスの運営会社は、見積り依頼を紹介した業者から一定の手数料を受け取ります。
私たちユーザーからは、特に料金を取る必要がないのですね。
したがってすべてのサービスは無料で使えますので、安心してください。
おすすめの一括見積もりサービス
当サイトで独自に調査した、おすすめの一括見積もりサービスをご紹介しておきましょう。
対象エリア | 全国 |
---|---|
内容 | お風呂 トイレ キッチン 内装・その他 |
同時依頼数 | 5社 |
運営会社 | セカイエ株式会社 |
全国各地の実績のある優良業者を厳選して登録しているので、安心して利用することができますね。
また見積りで不明点や価格交渉したいときも、サポートスタッフに相談できるというメリットもあります。
すべてのサービスが無料というのは、ありがたいですね。
対象エリア | 北海道・四国・北陸・九州・沖縄を除く地域 |
---|---|
内容 | お風呂 トイレ 外壁塗装 内装・その他 |
同時依頼数 | 5社 |
運営会社 | 株式会社アイアンドシー・クルーズ |
専門の業界紙でも、月間38万人の利用者で全国二位の実績が評価されました。
(参考:ホームプロ、ユーザー数9年連続1位《リフォームマッチングサイトランキング2017・総合》 :: リフォーム産業新聞)
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